トムの愉快なアメリカンライフ 

カリフォルニアでのなんでもない日常を綴るブログ。

アメリカの上院議員選挙@テメキュラ、CA

日本でも話題になったのでしょうか

 

つい先日起こった上院議員選挙後の暴動

 

昨年11/3に行われた大統領選

 

奇跡的にも民主党のバイデン氏が勝利し副大統領には初の黒人かつ女性が選ばれるなど

 

4年間のトランプ政権、コロナが始まってからみるみると露わになった更なるリーダーらしからぬ言動に希望を持てずにいた民主党派に光がさしました。

 

そこで無事終わったのかと思いきや・・・実はつい先日まで上院議員選挙が行われていたのでした。

 

なぜこれがそんなに大事かというと、

 

上院議員 > 大統領 > 衆議院 という権力層。

 

そのため、上院議員が民主党になるか共和党になるかはバイデン氏が大統領として活躍するにあたって大きな鍵となっていました。

 

上院議員は歴史的に共和党が勝つ事が大多数で、

衆議委員は民主党が勝つ事がここ最近は大多数だそう。

 

今回の上院議員選は今週月曜の時点で

 

共和党50席、民主党48席というところまできて

 

残すはジョージア州の2席のみに

 

※上院議員は州の人口密度に関係なく平等に各州2席ずつ。だからアメリカ全体で見ると、単なる投票数だけなら民主党が過半数ですが、州で分けるとなるとまだ共和党が強いのです。

 

もし2席とも民主党になると50対50の引き分け

その場合は、副大統領が所属する党が勝つ。という仕組みです。

 

最後に残ったジョージア州は「スイング ステート(激戦区)」であるため、

全米が注目していました。

(大統領選挙の時もほんのわずかな差で民主党が勝利しています)

 

トランプ氏は大統領選に負けてからここまでの間、

ツイッターやFBなどのSNSを利用して「民主党は選挙でズルをした」だの「勝者はワシじゃ」だの嘘出任せの情報をずーーーーっとトランプ支持者に向けて発信し続けていました。

 

テレビにも出演し、嘘の情報を流し続け、しまいにはテレビ局が放送を中断するまでに。

 

大統領のインタビューを放送中断するって・・・

 

その中でもトランプ氏はジョージア州を的にして「ジョージア州の民主党はイカサマした」だのと攻撃をしていました。

 

これは大統領選を覆したいからではなく、上院議員選挙に向けた演出だったのだろうという見解が多いです。

 

そんな努力もむなしく、なんとジョージア州の上院議員席は2つとも民主党が勝ち取ったのでした!!!

 

これでトランプ政権・共和党の完全なる敗北は認めざるを得ない状況に。

 

そして11/6水曜日に、選ばれた全上院議員たちによる大統領の投票が行われる予定でした。

 

そんなアメリカの最も神聖で警備体制も厳しい場所である国会議事堂で、

「これから上院議員たちが投票する」という時に、過激派なトランプ支持者たちによる暴動が起きたのです。

 

トランプ支持者たちの数が多過ぎたこと、中にいる議員たちを安全な場所に避難させることを優先にしたことで、中まで暴徒が入っていけたのだろうとのこと。

 

議員たちは、議事堂の中の原爆に備えて作られた部屋に避難したのだとか。

 

水曜日の朝に始まり昼ごろまで、暴動の騒ぎでメディアも国民も大騒ぎ。

 

中に入った暴徒たちが、議員のオフィスで足を机に上げてくつろぐ写真だったり

議員たちが集まる議会の部屋でトランプ氏が大統領だー!なんて叫んで荒らす様子が公開されるなど。

 

過激派以外の国民はあんぐり。

 

その後、軍隊も加わり国会議事堂の中に居た暴徒たちは外へと追いやられました。

 

この暴動で死者が4名。

 

数ヶ月前に黒人差別運動で民主党がデモを起こしたのを覚えていますか?

その時に大口叩いていたトランプ氏、今回の出来事はもう「デモ」レベルを超えているため「Mob・暴動」であるとされています。

 

急遽、バイデン氏が記者会見をして、トランプ氏に向けて「大統領の言葉は非常に重い。良くも悪くも国民への影響力は大きい。今すぐ公の場に出て謝りなさい」と名指ししました。

 なんて恥ずかしいんでしょう。

 

この暴動が起こってからツイッターやFBなどのほぼ全てのSNSはトランプ氏のアカウントを一時強制停止したそう。

「いや、今更遅い」って沢山の国民は思っていたり。

 

そんな出来事がありましたが、その水曜日の夜中に上院議員たちによる投票は無事終えられ、バイデン大統領が確定されたのでした。

 

 

いや〜最後の最後まで散々な大統領として歴史に名を刻んだな奴は。

ただでさえコロナで不安な国民をよくもここまでぐちゃぐちゃにしていただいて。

4年後に再立候補する気でいるそうですよ。やれやれ。

 

 

つくづくアメリカは国としてまとめるにはデカすぎる。と思うのでした。

 

 

2021年、まだ2020年を引きずっているかなというスタートダッシュの悪さ。

これから右肩上がりになることを願うばかり。

 

 

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